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店舗エアコン電気工事の同時施工|費用40〜80万円と工期短縮のコツ

店舗の開業や改装で、エアコン設置と電気工事を同時に進める場面は多いものです。ただ、いざ見積もりを取ると「電気工事費が想定より高い」「一式工事の内訳が見えない」といったご相談を、当社でもよくいただきます。エアコンと電気工事は本来切り分けにくく、同時施工にすることで費用も工期も抑えやすくなる一方、既存設備の状態次第で追加費用が発生することもあります。この記事では、店舗エアコンと電気工事を同時に行うときの費用相場、削減のコツ、見積もりの見方までを整理して解説します。

店舗エアコン・電気工事同時施工の費用相場

店舗のエアコン本体は30〜60万円、電気工事は10〜20万円が目安で、総額40〜80万円が一般的な相場です。同時施工なら単独より15〜20%程度の削減が期待できます。

エアコン本体と工事費用の内訳

店舗用エアコンの費用は、本体代金と工事費用に大別されます。本体代金は業務用エアコンの馬力(2馬力〜10馬力)や機種によって幅がありますが、小規模店舗の壁掛け型で20〜30万円、中規模の天井カセット型で40〜60万円が目安です。

工事費用の内訳は、大きく分けて配線工事、分電盤関連工事、冷媒配管工事、据付工事の4つです。配線工事はエアコン専用回路の敷設で、単相200Vや三相200Vに対応するため既存の分電盤や配線状況の確認が欠かせません。冷媒配管は室内機と室外機を結ぶ重要な部分で、配管長が延びるほど材料費と工数が増えます。

店舗規模別の相場を整理すると、10〜20坪の小規模店舗で総額40〜55万円、20〜40坪の中規模店舗で55〜75万円、40坪超の大型店舗では複数台設置となるため80万円を超えることも珍しくありません。

店舗規模 エアコン本体 電気工事 総額目安
10〜20坪(小規模) 30〜40万円 10〜15万円 40〜55万円
20〜40坪(中規模) 40〜55万円 15〜20万円 55〜75万円
40坪超(大型) 60万円〜 20万円〜 80万円〜

同時施工で費用が削減できる理由

同時施工で15〜20%程度の削減が可能な背景には、いくつかの合理的な理由があります。第一に、職人の動員日数が短縮されます。エアコン工事と電気工事を別日程で行えば、それぞれに現地入り・準備・撤収の工程が発生しますが、同時に行えば一連の作業として集約できます。

第二に、配線計画の効率化です。エアコン専用回路と店舗全体の配線を同時に設計することで、配管ルートの共有や分電盤スペースの最適化が可能になります。別々に施工すると、後工事側が既存配線を避けるための迂回配線となり、材料費が増えることがあります。

第三に、工事車両の移動回数が削減されます。特に足立区・荒川区・葛飾区・北区といった都心近郊エリアでは、駐車スペースの確保や近隣配慮のコストも無視できません。当社でも、同時施工のご相談をよくいただいており、事前の打ち合わせでどこまで一括化できるかをご提案しています。お問い合わせはこちらから現地確認のご相談を承ります。

店舗エアコン・電気工事で失敗しやすいケースと追加費用

既存配線の容量不足による分電盤増設が最も多く、5〜10万円の追加費用が発生します。冷媒配管の長配管や壁の補強も想定外の出費につながりやすいポイントです。

分電盤容量不足による増設工事

店舗エアコン工事で発生する追加費用のうち、およそ4割前後を占めるのが分電盤の容量不足による増設工事です。特に、居抜きで飲食店を継承したケースで多く見られます。前テナントが軽飲食だったところに、フライヤーや電気オーブンを備えた業態が入ると、既存の契約容量ではエアコンと調理機器の同時使用に耐えられなくなります。

負荷計算では、店舗内の全電気機器の同時使用時の消費電力を積み上げ、契約容量に対して余裕があるかを確認します。エアコンは起動時に定格の1.5〜2倍の電流が流れるため、この突入電流を織り込んだ設計が必要です。事前に負荷計算を行っておけば、分電盤の増設や単相三線化、動力契約への変更といった対応を工事前に判断できます。

荒川区や葛飾区の古い商店街では、契約容量が30A・40Aのまま数十年使われている物件も少なくありません。こうした立地では、業務用エアコン導入時にほぼ確実に電力会社への容量変更申請が必要になります。

冷媒配管と電源配線の長配管費用

室外機の設置場所によって、冷媒配管と電源配線の長さは大きく変わります。ビルの1階店舗で屋上に室外機を置くケースや、路面店で建物の裏手に回すケースでは、標準配管長(4m前後)を超えて2〜5万円の追加費用が発生することがあります。

冷媒配管は長くなるほど冷暖房効率が落ち、能力の補正も必要になります。あわせて、既存の壁を貫通させる場合の穴あけ工事、化粧カバーの追加、屋外部分の防水処理といった付帯工事も加算されます。壁の補強が必要なケースでは3〜8万円ほどの追加を見込んでおくと安心です。

こうした追加費用は、事前に立面図・平面図を確認し、室外機の想定設置位置と配管ルートを図面上で押さえることで、かなりの精度で予測できます。当社の業務内容や過去の施工事例は業務内容・施工事例はこちらからご確認いただけます。

店舗エアコン・電気工事の工法比較と工期

天井埋込型の工期は3〜5日、壁掛け型は2〜3日が目安です。営業を止めずに施工する場合は、早朝・夜間工事や配線検査の分割実施といった工程管理が鍵になります。

天井埋込型と壁掛け型の工期・費用・メリット

店舗用エアコンは、大きく天井カセット型(埋込型)と壁掛け型に分かれます。天井埋込型は天井裏に本体を収め、四方向または二方向から吹き出すタイプで、意匠性が高く均一に空調できる強みがあります。一方、天井裏の懐(ふところ)が必要で、配線・配管の隠蔽工事が伴うため工期は3〜5日、費用も壁掛け型より高めです。

壁掛け型は本体を壁面に取り付ける方式で、工期は2〜3日と短く、費用も抑えられます。天井の下地条件に左右されないため、既存店舗の改装で採用されやすい形式です。ただし、店舗の内装デザインとの相性や、吹き出しの向きが限定される点は事前検討が必要です。

形式 工期目安 費用感 向いている店舗
天井埋込(カセット)型 3〜5日 高め 飲食・美容・物販の中〜大規模
壁掛け型 2〜3日 標準 小規模テナント・改装案件
床置き型 2〜3日 標準 天井高が高い店舗・工房

営業中の店舗での同時施工―工程管理の工夫

飲食店や小売店の場合、営業を完全に止めて工事するのは売上への影響が大きく、現実的でないことが多いです。そこで、営業時間外の早朝(6時〜10時)や夜間(23時〜翌5時)を活用した分割工事という選択肢があります。

具体的には、初日に既存機器の撤去と大きな配線ルートを確保し、2日目以降に室内機の据付・配管接続を行い、営業終了後に絶縁抵抗測定などの電気検査を実施する、といった工程分割です。ダクトの穴あけなど騒音が大きい作業は営業時間外に集中させ、養生と清掃を徹底することで、翌日の営業に支障を出さない配慮が求められます。

足立区や北区の駅前商店街のように、近隣店舗との距離が近い立地では、夜間工事の際の遮音対策や、資材搬入経路の確保も事前に打ち合わせておく必要があります。当社でも、営業継続を前提とした工程表のご提案を承っています。

店舗エアコン・電気工事の見積もり読み方と項目チェック

「工事一式」表記は追加費用の温床です。配線材料費、冷媒配管、分電盤費、労務費に分解された見積もりを求め、相見積もりで妥当性を判定することが失敗回避の近道です。

「一式工事」の落とし穴―詳細化が重要な理由

見積書に「電気工事一式 15万円」とだけ書かれているケースは要注意です。工事中に追加事項が発生したとき、単価根拠がないため請求額が跳ね上がりやすく、施主側が交渉しにくくなります。

信頼できる見積書は、少なくとも次の項目に分解されています。エアコン本体代(機種・型番明記)、標準据付工事費、冷媒配管費(長さ・単価明記)、電源配線費(ケーブル種別・m単価明記)、分電盤関連費、化粧カバー・貫通処理費、諸経費、そして消費税。項目ごとに数量と単価があれば、追加が発生しても差額計算が透明化されます。

実は、詳細見積もりを嫌がる業者は要注意です。逆に、質問に対して図面と数量根拠で答えられる業者は、施工品質にも一定の信頼が置けます。

相見積もりで選ぶときの比較軸

相見積もりを取るときは、単純な総額比較ではなく、複数の軸で判定することが大切です。ここでは仮にA社・B社・C社と匿名で比較する視点を示します。A社は総額が最安だが冷媒配管がペア管の低グレード品、B社は総額が中位だが高効率断熱材使用で保証3年、C社は最高値だが分電盤リニューアル込みで保証5年、といった具合です。

比較軸としては、配線材料のグレード(CV・VVFなど)、冷媒配管の断熱材の品質、保証期間、施工後のメンテナンス対応、電気工事士や電気施工管理技士の資格保有状況、緊急時の駆けつけ対応、があります。特に店舗運営では、真夏に故障したときに翌営業日までに復旧できるかがビジネスに直結するため、アフターサービス体制は重視すべきポイントです。

当社の対応事例や施工分野は業務内容・施工事例はこちらで公開しています。相見積もりの一社として比較検討いただければと思います。

店舗エアコン・電気工事の費用を抑えるコツ

オフシーズン(11月〜3月)の発注で15〜20%削減できる可能性が高まります。既存配線の活用、室外機の共有設置、シンプルな配線ルートといった実務的な工夫も効果的です。

工事時期による価格変動と交渉タイミング

店舗エアコン工事の需要は、5月〜8月に集中します。この時期は業者側の稼働が逼迫し、材料価格も高止まりする傾向があり、値引き交渉の余地が少なくなります。逆に11月〜3月のオフシーズンは、業者の受注枠に余裕があり、工程調整もしやすいため、同じ工事内容でも見積額が15〜20%程度下がる場合があります。

開業日程が柔軟な場合や、既存エアコンの入れ替えを計画的に進められる場合は、オフシーズンの発注を狙うのが合理的です。また、夏本番前の駆け込み需要を避け、4月中に発注を確定させておくと、繁忙期の割増料金を回避できることもあります。

複数店舗を経営されている場合は、同時発注で単価交渉が通りやすくなる点も見逃せません。例えば3店舗分をまとめて発注すると、材料の一括仕入れ、職人の連続稼働、車両移動の効率化が可能になり、1店舗あたりの単価が下がる余地が生まれます。

配線ルート・室外機配置の簡素化で工事量削減

費用削減のもう一つの切り口は、配線ルートと室外機配置の簡素化です。冷媒配管は短いほど効率が上がり、材料費も抑えられます。室内機と室外機を最短距離で結べる位置に配置できれば、それだけで数万円の削減につながることがあります。

また、複数台のエアコンを設置する場合、室外機を分散配置するのではなく、屋上や裏手にまとめて配置することで、電源配線や冷媒配管の共通化が図れます。美観を最優先すると隠蔽配管や露出配管カバーの選択で費用が積み上がりますが、機能性を優先した配置提案を受け入れることで、材料費・労務費が抑えられる場合もあります。

既存店舗の改装であれば、既設の配線や配管を活用できないかを事前確認するのも重要です。前テナントの配線が現行基準に適合しており、絶縁抵抗が基準値を満たしていれば、そのまま活用できる部分もあります。詳しい判断は現地調査が前提となりますので、お問い合わせはこちらから現地確認をご依頼ください。

よくある質問(FAQ)

Q. 同時施工でどのくらい安くなりますか

単独施工と比較して15〜20%程度の削減が見込める場合が多いです。職人の動員日数短縮、配線計画の共通化、工事車両の移動回数削減が主な要因です。エアコン本体代は別途必要となります。

Q. 見積もり後に費用が増えるケースは

分電盤の容量不足による増設が最も多く、追加5〜10万円が目安です。冷媒配管の長配管、壁内配管の障害、構造補強なども工事中に判明することがあります。事前の現地調査で回避しやすくなります。

Q. 営業を止めずに工事できますか

早朝・夜間工事や工程分割により、営業を継続したままの施工も可能な場合があります。ただし、騒音を伴う作業や電気検査は営業時間外に集中させる必要があり、事前の工程調整が欠かせません。

この記事を書いた理由

著者 – 株式会社N・bright

店舗エアコンと電気工事のご相談で、「見積もりの内訳がわからない」「電気工事費が想定より高い」というお声をよくいただきます。特に居抜き店舗では、既存設備の状態次第で追加費用が生じやすく、事前の情報が重要だと感じています。

この記事が、店舗の開業・改装を検討されている経営者の方や、施工の現場を任される方にとって、費用と工程を見通すための手がかりになれば幸いです。足立区・荒川区・葛飾区・北区で地域密着の対応を心がけています。

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